【薬剤師が解説!】認知症治療薬ドネペジルの剤形にはどんなものがある?剤形まとめ!!

2017年2月10日

認知症治療薬のひとつであるドネペジル塩酸塩はジェネリック医薬品もでており様々な剤形の薬がでています。ちなみに先発医薬品はアリセプトといいます。

今回はドネペジル塩酸塩の剤形についてまとめてみました!

服用しやすい剤形がみつかれば幸いです。

 

錠剤

普通の錠剤タイプです。錠剤はゼリーなどで包んで服用したりもできます。

20社以上のメーカーで出しているので、メーカーなどの紹介は省きます。

 

D錠・OD錠/ODフィルム

D錠・OD錠は口腔内崩壊錠といって、口の中に入れたときに唾液もしくは少量の水で崩壊して服用できる錠剤です。水分制限されている方への剤形選択の1つであったり、簡易懸濁しやすい、水がないときでもすぐ飲めるなどの利点があります。

 

ODフィルムとは、薬が薄いセロファンのようなフィルム状になっており、舌の上にのせて溶かして少量の水で飲みこむ製剤です。唾液だけでも飲み込むことができます。また、製剤自体が薄いので持ち運びに便利だったりもします。

ODフィルムは「EE」でのみ取り扱いがあります。

 

D・OD錠/ODフィルムは誤解されがちなのですが、唾液で溶けるからといってその溶けた薬自体を飲みこまなければ薬の効果はでませんのでご注意を!!口の粘膜からは吸収されず、腸で吸収されていきます。

高齢者は唾液の分泌量が減っていることも多いため、唾液等で薬を溶かした後にトロミをつけた水などをのんで溶けた薬を消化器官へと落とすのがベストです。

 

この口腔内崩壊錠も多くのメーカーで出しているので、メーカーなどの紹介は省きます。

 

 

ゼリー

ゼリーは3社で出しています。高齢者では嚥下能力が落ちている場合も多いので、ゼリー製剤は嚥下困難な方でも服用しやすいという利点があります。

また、トロミをつけたりせずに服用することができるので服薬介護面ではその手間が省けるなどの利点もあります。

エーザイ(先発メーカー)

・はちみつレモン風味

・カップ型(ドネペジル塩酸塩3・5・10mg全製剤→10g/個)

「日医工」

・うめ風味

・スティック包装→エアープッシュのためエアー部分を押すとゼリーがつるんとそのまま出てくる

・ドネペジル塩酸塩3mg製剤→1.2g/包、ドネペジル塩酸塩5mg製剤→2g/包、ドネペジル塩酸塩10mg→4g/包

「NP」

・うめ風味

・スティック型包装→エアープッシュのためエアー部分を押すとゼリーがつるんとそのまま出てくる

・ドネペジル塩酸塩3mg製剤→1.2g/包、ドネペジル塩酸塩5mg製剤→2g/包、ドネペジル塩酸塩10mg→4g/包

 

細粒

細粒は錠剤を嫌がったりする場合の剤形選択のひとつであったり、簡易懸濁しやすいなどの利点があります。

細粒は4社で出しており、先発メーカーのエーザイ、「日医工」、「アメル」、「サワイ」です。

全てドネペジル塩酸塩の細粒0.5%で、分包品は0.6g/包と1g/包があります。

0.6g/包は1包あたりドネペジル塩酸塩3mg含有で、1g/包は1包あたりドネペジル塩酸塩5mg含有です。

 

内用液

内用液とは水剤で、液体なのですぐ飲むことができます。スティック包装です。

ドネペジル塩酸塩の内用液は水などにも混ぜて飲むこともできますが、茶葉成分が入っている緑茶や紅茶、ウーロン茶と混ぜると析出物がでることがあるので避けましょう

内用液は「タナベ」と「トーワ」の2社からでています。

ドネペジル塩酸塩3mg製剤は1.5mL/包で、ドネペジル塩酸塩5mg製剤は2.5mL/包、ドネペジル塩酸塩10mg製剤は5mL/包です。

 

ドライシロップ

ドライシロップ製剤は服用するときに水に溶かして服用しますが、粉末のまま飲むこともできます。シロップと名前がついている通り、甘味があります。

このドライシロップは先発メーカーのエーザイのみ取り扱いがあります。

ちなみにドライシロップ製剤は1%細粒製剤は0.5%であり、それぞれ%が違うので処方変更する場合などは要注意です!

分包品は、ドネペジル塩酸塩3mg製剤は0.3g/包で、ドネペジル塩酸塩5mg製剤は0.5g/包、ドネペジル塩酸塩10mg製剤は0.1g/包です。

 

まとめ

ドネペジル塩酸塩はジェネリックも発売されているので薬の剤形も色々あります。

患者さん本人が服用しやすいもの、介護する側が服用させやすいものなどを医師、薬剤師などと相談しながら決めていくことも大切です^^