【薬剤師が解説!】H28年度 登録販売者試験 解説付き解答 問11~15【愛知・三重・静岡・石川・富山・岐阜共通】

こんにちは!しろくまです^^

登録販売者試験の解説を作ってみました。

随時、更新していきます。

 

医薬品に共通する特性と基本的な知識

問11 妊婦・授乳婦の医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 

a 医療用医薬品と異なり、妊婦が一般用医薬品を使用した場合における安全性に関する評価は確立されているため、一般用医薬品はすべて使用してもよい。

b 胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)がある。 

c 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取する場合がある。 

d 医薬品によっては、胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされているものがあるが、流産や早産を誘発するおそれのあるものはない。

1(a、b) 2(b、c) 3(c、d) 4(a、d)

 

解答

2

 

~解説~

a 誤 安全性に関する評価はむしろわからない物の方が多い為、使用できない物の方が圧倒的に多い。
b 正 その通り。
c 正 その通りであるが、母乳に移行するからと言って移行する医薬品の全てが禁忌ではない。移行量は医薬品によってまちまちであるが、移行量微量かつ乳児でも用いられるような物は問題とならない物もある。
d 誤 例を上げると大腸刺激性下剤の中のアントラキノン系(アローゼンなど)は大量投与で早産・流産の危険がある。
  

 

問12 プラセボ効果(偽薬効果)に関する記述について、誤っているものはどれか。 

1 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。 

2 プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)と不都合なもの (副作用)とがある。 

3 プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。 

4 プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)は関与していないと考えられている。

 

解答

4

 

~解説~

1 正 その通り。
2 正 その通り。
3 正 その通り。
4 誤 時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)も関与している。

 

問13 医薬品の品質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 

a 医薬品を保管・陳列する場所については、清潔性が保たれるとともに、その品質が十分保持される環境となるよう留意する必要がある。 

b 医薬品は、適切な保管・陳列がなされれば、経時変化による品質の劣化はない。 

c 一般用医薬品では、購入された後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、使用期限から十分な余裕をもって販売等がなされることが重要である。 

d 医薬品に表示されている使用期限は、未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限である。 

    a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正

 

解答

5

 

~解説~

a 正 その通り。
b 誤 劣化がないのであれば期限の表示がいらなくなってしまう。期限がある以上劣化すると思う方が自然。
c 正 その通り。
d 正 その通り。仮に開封した場合、目薬などは開封後の雑菌汚染が激しい事が多く(適切に使用できていない為)品質の保持が難しい。

 

問14 一般用医薬品の役割に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る。) 

b 軽度な疾病に伴う症状の改善 

c 生活の質(QOL)の改善・向上 

d 健康状態の自己検査 

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 

解答

5

 

~解説~
a 正 その通り。
b 正 その通り。
c 正 その通り。
d 正 その通り。

 

問15 一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 

 

a 一般用医薬品は、医薬品医療機器等法において「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く。)」 と定義されている。 

b 症状が重いときでも、医療機関の受診はせず、まずは一般用医薬品を使用することが適切な対処である。 

c セルフメディケーションとは、専門家によるアドバイスを受けることなく、自己判断により一般用医薬品を利用する考え方である。 

d 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化した ときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。 

    a b c d 
1 正 誤 誤 正
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

解答

1

 

~解説~
a 正 その通り。
b 誤 症状が重い時は、医者に診てもらう事が適切な対処。
c 誤 専門家のアドバイスを聞いて適切な薬を自分で選んで使用する。セルフメディケーションはWHOで定義されている。「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする事。」
d 正 その通り。