【薬剤師が解説!】H28年度 登録販売者試験 解説付き解答 問21~25【愛知・三重・静岡・石川・富山・岐阜共通】

こんにちは!しろくまです^^

登録販売者試験の解説を作ってみました。

随時、更新していきます。

 

主な医薬品とその作用

 

問21 かぜ及びかぜ薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 

a インフルエンザ(流行性感冒)は、ウイルスの呼吸器感染によるものであるが、感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。 

b かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。 

c かぜ薬の重篤な副作用として、まれに、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、 中毒性表皮壊死融解症等が起きることがある。 

d アルコールは医薬品の成分の吸収や代謝に影響を与えるため、かぜ薬の服用期間中は、飲酒を控える必要がある。 

    a b c d 
1 誤 正 正 誤 
2 正 正 誤 正 
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正 
5 正 誤 正 正

 

解答

5

 

~解説~

a 正
b 誤 かぜ薬は症状を緩和するだけであり、原因となるウイルスを除去するような効果はない。
c 正  
d 正

問22 かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてマオウを含むものはどれか。 

1 小柴胡湯 
2 半夏厚朴湯 
3 葛根湯 
4 麦門冬湯 
5 香蘇散 

 

解答

 

~解説~

カンゾウマオウがどの漢方に含まれるのかは最低限覚えておいた方が現場でも役に立つでしょう。カンゾウは含まれている漢方が多いため、偽アルドステロン症の副作用発生の回避の為に必須です。*副腎より分泌されるホルモンであるアルドステロンが過剰に分泌されていないにもかかわらず、あたかも過剰に分泌されているかのような症状。高ナトリウム血症、低カリウム血症、浮腫、高血圧などが表れる。

1.小柴胡湯 構成する生薬(柴胡、桂枝、黄芩、大棗、人参、甘草、生姜) 虚実は中間証 悪寒を繰り返すこじれた風邪に。

2.半夏厚朴湯 構成する生薬(半夏、茯苓、厚朴、蘇葉、生姜)虚実は虚証 喉のつっかえに。

3.葛根湯 構成する生薬(葛根、大棗、麻黄甘草、桂皮、芍薬、生姜)虚実は実証 風邪の初期、乳腺炎に。

4.麦門冬湯 構成する生薬(麦門冬、大棗、半夏、人参、粳米、甘草)虚実は虚証 切れにくい痰を伴う咳に。

5.香蘇散 構成する生薬(香附子、甘草、蘇葉、生姜、陳皮) 虚実は虚証 風邪の初期に。

 

問23 かぜ薬に配合される成分とその成分を配合する目的との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

 

  (配合成分)      (配合目的)
a ブロムヘキシン塩酸塩 - 発熱を鎮め、痛みを和らげる。
b プソイドエフェドリン塩酸塩 - 鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる。
c メキタジン - 痰の切れを良くする。 
d グリチルリチン酸二カリウム - 炎症による腫れを和らげる。 

    a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正 
5 誤 誤 正 誤

 

解答

4

 

~解説~

a 誤  ブロムヘキシンは去痰。
b 正 プソイドエフェドリンはアドレナリン受容体作動薬。エフェドリンといったら鼻水、咳止めと覚える。副作用は血圧が上がる。
c 誤 メキタジンは第二世代抗ヒスタミン成分。第二世代の為、第一世代のジフェンヒドラミンなどと比べ眠気が出にくい特徴がある。痒み止め、鼻水の薬
d 正 グリチルリチンは漢方薬甘草に含まれる成分。強力な抗炎症作用がある。市販薬だとペラックに含有。偽アルドステロンが代表的な副作用。偽アルドステロン症=甘草=グリチルリチンと覚える。

 

問24 眠気防止薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 

a カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感(だるさ)を抑える 効果がある。 

b 成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はない。 

c カフェインには、胃液分泌を抑制する作用がある。 

d 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして500mg、1日摂取量は 1,200mgが上限とされている。 

1(a、b) 2(b、c) 3(c、d) 4(a、d)

 

解答

1

~解説~
a 正 カフェインが風邪薬に主に含まれる理由です。
b 正 
c 誤 カフェインはストレスと同様に交感神経を刺激するので胃酸分泌亢進作用がある。
d 誤 カフェインは1回摂取量200mg1日摂取量は500mg が上限。近年カフェイン中毒による中毒症が多いため、覚えておこう。

 

問25 解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 

a イブプロフェンは、局所のプロスタグランジンの産生を抑制する作用により、体の各部(末梢)での痛みを鎮める。

b アスピリンには血液を凝固しにくくさせる作用があるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける。 

c サザピリンは、ライ症候群の発生が示唆されており、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。 

d アセトアミノフェン、コデイン、エテンザミドの組み合わせは、それぞれの頭文字から「ACE処方」と呼ばれる。 

    a b c d 
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 正 正 正 誤 
5 誤 正 正 正

 

解答

4

 

~解説~

a 正 OTC薬の中ではロキソニンに次ぐ強さの消炎鎮痛薬。イブに含まれる。
b 正 OTC薬ではバファリンAに含まれる。
c 正 記述の通りである。
d 誤 最低限覚えておく内容。A・・・アセトアミノフェン C・・・カフェイン E・・・エテンザミド OTC薬ではノーシン エテンザミドとはアスピリンと同等の効果を持つが胃への負担をアスピリンよりも減らした物と思ってよい。