【薬剤師が解説!】ロキソニンで重大な副作用が見つかった?

2016年4月25日

ロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム水和物)で重大な副作用に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が追加されたとのニュースが流れています。
 

小腸・大腸の潰瘍に伴い狭窄や閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと、とのことです。
 
重大な副作用が追加されることは医薬品業界では多々あることなので、服用されている方はそこまでの心配はいらないと思います。とはいえ、ロキソプロフェンナトリウムは医師の処方箋薬以外でも市販薬としても売られており心配な方もいらっしゃるかと思います。
 
「重大な副作用」というのは、もし症状が起きたら健康に重大な影響のある副作用のことで、特に注意の必要な副作用です。比較的症状の軽い副作用と分けるために別で記載されています。
 
 
また、今回のニュース記事で空腹時投与ではなく食後服用なら問題なしと書いてある記事も見受けられました。ロキソプロフェンナトリウムは鎮痛剤の中でも腸で吸収されてから効き目を発揮するタイプ(※プロドラッグ)ですので、必ずしも食後服用で問題ないとは言いきれないでしょう。個人的な見解ですが、作用機序から考えて、長期にわたり服用を続けていると胃の粘膜の保護をする成分がつくられるのが抑えられるため、潰瘍などができるリスクがあがると考えられます。もちろん個人差もあるので長期の服用でも問題ない方も多くいらっしゃいます。一概にはいえないのが困ったところですが、ロキソプロフェンナトリウムは長年多くの方々に服用されている薬ですので、今服用していて特に気になることがなければ、問題ないでしょう。
 
副作用は必ずしも起こるものではなく、なにか起きたときに早く対応できることが大切だと思います。いつもとなにか違うな、おかしいな、なんだろう?と思ったら放置せず、医師、薬剤師に確認、相談してみましょう。
 
普段からあまり気にしすぎてもストレスになってかえってよくないものです。
いつもとなんだか違うと気になったときに気にすればよいのです。知っているのと知らないのとでは、自分でできる対応が違ってくるはずです。