【薬剤師が解説!】目薬・点眼薬を使用する順番まとめ!~目薬の種類と順番~

2017年2月16日

複数の目薬・点眼薬を使用している場合には間隔をあけるだけでなく順番にも気をつけなければなりません。

ということで、今回は目薬・点眼薬の種類と点眼する順番についてまとめてみました^^

 

目薬・点眼薬の種類と点眼する順番

目薬・点眼薬には、水溶性製剤、懸濁製剤、油性点眼剤、ゲル化製剤、眼軟膏の5種類があります。

点眼・使用する順番は水溶性製剤→懸濁製剤→油性点眼剤→ゲル化製剤→眼軟膏の順番です。

ただし、点眼薬の種類などによって順番が異なったりすることもあるので医師や薬剤師の指示があればそちらに従ってください。

 

水溶性製剤

水溶性製剤はさらさらしているタイプで、よく見かける点眼薬ですね。

ヒアレイン点眼液やクラビット点眼液、キサラタン点眼液、ジクアス点眼液などが水溶性点眼薬になります。

水溶性点眼薬を点眼した後は5分以上間隔をあけてから他の点眼薬を使用しましょう!

また、初めに点眼した薬の方が排出されやすいという理由から、効果をより期待する点眼薬の方を後に点眼する方が良いとされています。そのため、水溶性点眼薬同士でも順番の指示がある場合があります。

例えば目に傷がついてしまってドライアイの薬と抗生剤の点眼薬が出ている場合、抗生剤の方をより効かせたいので抗生剤の点眼薬を後から使用します。

 

懸濁製剤

懸濁製剤は、よく振ってから使用するタイプの点眼薬です。

フルメトロン点眼液やエイゾプト懸濁性点眼液、カリーユニ点眼液などが懸濁性点眼薬になります。

懸濁性点眼薬は水に溶けにくく吸収が遅いので水溶性点眼薬よりも後に使用します。

懸濁性点眼薬はものによっては10分以上間隔をあけてから他の点眼薬をするとしているものもあるので、懸濁性点眼薬は10分以上開けてから点眼すれば間違いはないでしょう。

 

油性点眼剤

油性点眼剤は添加物に油を使用しており水分をはじきやすいので、他の点眼薬よりも後に使用します。

油性点眼液にはインドメロール点眼液というものがあります。

 

ゲル化製剤

ゲル化製剤は基剤にゲル化剤を使用しているので、点眼すると目の表面上でゲル化します。

ゲル化製剤には、チモプトールXE点眼液やリズモンTG点眼液などがあります。

他の点眼薬を先に使用する場合は10分以上間隔をあけてからゲル化製剤を点眼しましょう!

 

ゲル化製剤は角膜上(=目の表面)や結膜嚢(けつまくのう)に長時間留まって他の点眼薬の吸収を妨げる可能性がありため、基本的にゲル化製剤は最後に点眼します。

もしゲル化製剤の後に点眼する場合は1時間以上あけてからするのがよいでしょう。チモプトールXEなんかは1時間程度あけないと薬が目の表面上に多く残っていて、後から点眼した薬の吸収が妨げられる可能性があります。

 

眼軟膏

眼軟膏は軟膏製剤で油分を含むので水分をはじきやすく、最後に使用します。

眼軟膏には、エコリシン眼軟膏やネオメドロールEE眼軟膏、タリビット眼軟膏などがあります。

 

まとめ

医師や薬剤師から指示がある場合はその指示に従って点眼しましょう!

特に医師や薬剤師から指示がなかった場合は、薬効をより期待する点眼薬を後にする水溶性製剤→懸濁製剤→油性点眼剤→ゲル化製剤→眼軟膏の順番で点眼するのがよいでしょう^^

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