【薬剤師が解説!】日焼け止めのSPF、PA+を理解して紫外線から肌を守れ!

2016年5月1日

こんにちは!薬剤師のしろくまです。

今回は日焼け止めに記載されているSPFとPA+の違いについてまとめてみました!

 

SPFとPAを理解する前にまずはUV-A、UV-Bを知ろう!

SPFとPAを理解するには、UV-AとUV-Bが何なのか知っていないと分かりづらいので、まずこの2つについて知っていきましょう!

 

UV-AとUV-Bとは

UV-AとUV-Bは紫外線のことで、紫外線とは太陽の光です。太陽から地球に降り注がれる光には3種類あり、紫外線、可視光線(目に見える光)、赤外線とがあります。

 

紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。

 

このうち地球に届く紫外線はUV-AとUV-Bの2つで、この2つが日焼けに関係してきます。

ちなみに、UV-Cはオゾン層で吸収されてしまうので、ほとんど地上には届きません。

 

 

UV-A、UV-B、UV-Cの違いは?

UV-A、UV-B、UV-Cの違いは波長与えるダメージの強さです。

 

紫外線 UV-A UV-B UV-C
波長 長い 短い
ダメージを与える強さ 弱い 強い

 

 

 

光は直線(—→)ではなく、波(~~>)で地球にやってきます。

その波の長さ(波長)によって強さが変わります。

波長が短い( ~~~> )光は、浴びるとダメージが強いですが届く距離が短いです。

逆に波長が長い( ~~~> )と、ダメージは少ないですが、より遠くまで届きます。

 

UV-Aはオゾン層に吸収されず、紫外線3種類のうち最も皮膚透過性が高いです。

 

UV-Bは一部オゾン層で吸収されますが、地上に届きます。こちらは皮膚でのビタミンD3の合成を促進してくれます。

※ビタミンD3は食事から摂取したカルシウムの吸収を増やすなどの効果があります。

 

UV-Cはオゾン層で吸収され、ほとんど地上に届きません。紫外線のうち、最も強い殺菌作用があり、ずっと曝されることで結膜炎や白内障、皮膚がんなどを引き起こします。

 

 

SPFとPAの意味

SPFとは

SPF(Sun Protection Factor)は日焼けを起こすUV-Bを防ぐ効果の指標です。紫外線防御係数、サンケア係数ともいわれます。

数値が高いほど効果があります。SPF50より高くなるとSPF50+と表示されます。

 

PA+とは

PA+(Protection grade of UVA)はメラニン色素を誘発するUV-Aを防ぐ効果の指標です。

+の数が多いほど効果も高くなります。

 

DEAGAIA

 

 

UV-Aの皮膚に及ぼす影響

UV-Aは肌を黒くさせたり、シワやたるみを引き起こします。

 

すでにできているメラニン色素を酸化させて、日差しを浴びた後すぐに肌を黒くさせてしまいます。肌の奥にある真皮にまで侵入して、 シミや肌のハリ、弾力を失わせ、肌のたるみの原因となります。

窓ガラスや雲も通り抜けやすく、室内や曇りの日も注意が必要です。

 

 

UV-Bの皮膚に及ぼす影響

UVBは、肌の炎症(赤くなる)を引き起こし、シミやそばかすをつくります。

 

肌へのダメージ作用が強いため、日差しを浴びた数時間後に肌が炎症を起こして赤くなってしまいます。メラニンをつくるメラノサイトを活性化してメラニンを増やし、紫外線を吸収して肌を守りますが、過剰につくられたメラニンはシミやそばかすの原因となります。

 

 

まとめ

SPFはUV-Aを防いで日焼け防止PAはUV-Bを防いでメラニン誘発防止をしてくれます。

使い分けについてはコチラの記事『日焼け止めを買う際のSPF、PA+の選び方!』からどうぞ!