【薬剤師が解説!】薬の処方箋には期限がある?!期限切れをおこしてしまったら&期限切れにしないための対策まとめ

2016年12月5日

薬関係のことであまり知られていないことってなんだろう?と考えていた時に、ふと薬局で仕事をしていて度々あった処方箋の期限切れを思い出したので記事にしてみました。

 

処方箋の記載事項

処方箋には記載していなければならない項目がいくつかあるのですが、その中に処方箋の交付(発行)年月日と処方箋の使用期間があります。

 

現在では病院や個人医院に掛かって薬をお医者さんから出してもらうときに処方箋をもらって、薬局で薬をもらうことが多いかと思いますが、そういった院外処方箋では必ず記載が必要となっています。

 

ちなみに院内で薬をもらう時の院内処方箋は、処方箋の使用期間の記載はなくてOKで、麻薬の処方箋でも省略可能です。

 

交付年月日

交付(発行)年月日は漢字のまんまで、処方箋が交付された日ですね。

2016年12月5日に病院に掛かって薬が処方されて処方箋を受け取ったら、その処方箋の交付年月日は2016年12月5日になります。

 

使用期間

この処方箋の使用期間の欄には、大抵の場合こんな感じで「平成 年 月 日〔特に記載のある場合を除き、交付の日を含めて4日以内に保険薬局に提出すること〕」と書いてあるかと思います。

「」の中と全く同じように書かないといけないというわけではないので、病院や医院によっては記載方法が異なることがあります。

 

さて、「」の中に処方箋の期限がすでに書いてありますが、処方箋の期限は基本的に処方箋をもらった日を含めて4日以内に薬局に出さないと処方箋はただの紙になってしまいます。

 

 

 

処方箋の期限

処方箋はもらった日を含めて4日以内、というのが処方箋の期限です。

 

2016年12月5日に受診して処方箋をもらった場合は、12月5日・6日・7日・8日、これで4日間なので、12月8日までが4日以内の期限となります。

12月9日に処方箋をだしても期限切れとなってしまいます。

 

処方箋の期限には土日祝日も関係ないので、ゴールデンウィークやお盆、お正月などは要注意です。そういった時期はお休みを頂いている薬局も結構あるので、薬局がやっているかもチェックしておきましょう。

 

 

処方箋の期限が過ぎてしまったら?

仕事や用事があったりで、後で薬局に行こうと思うと結構忘れがちで処方箋の期限が切れてしまったりするんですよね。

後から薬局に行こうとしたら、土日祝日で薬局が開いておらずもらえなかった…というパターンもよく遭遇しました。

 

ではそういった場合にどうしたらいいのかというと、基本的には処方箋を発行した病院に再度受診しなければなりません。

 

え~また行かないとなの?!うわーないわー。と思ってしまいますが、再度病院に行かないと薬がもらえません。

 

なぜ処方箋に期限が決まっているかというと、診察してもらってから日にちが過ぎていくと容態は変わっていきやすく、時間が経ちすぎると薬の内容などの変更が出てくる可能性があるからです。

ということは、ただ病院に行って処方箋の期限が切れたので処方箋を再発行してください、では処方箋をもらうことができません。

 

再度受診して処方箋を再発行してもらう→病院でのお金は全額負担→薬局でも全額自己負担。

という流れになります。

 

原則全額負担となり、薬によってはとんでもない額になり得ます

 

ただし、場合によっては「再発行」という形ではなく「再診」という形で、

普通に受診して処方箋を発行してもらう→病院で診察料などはかかるが保険の効いた金額→薬局でも保険の効いた金額を支払う

という方法をとってくれることもあります。

 

しかしルール上、基本的には全額負担です。処方箋の期限切れには十分注意しましょう。

 

ちなみに、薬局が病院に電話して期限延長をお願いするというのはひと昔はしていたのですが、厚生労働省からそれは認められないとお達しが正式に出てしまったのであしからず・・・。

 

 

処方箋の期限切れをおこさないためには

医師にあらかじめ相談する

あらかじめ4日以内に取りに行けないと分かっている場合は、診察時に医師に期限延長ができないか相談しましょう。

4日以内に薬局に行けない理由によっては延長してくれることもあります。

 

薬局のサービスを活用する

FAXやアプリなどを利用して後から取りに行く

FAXやアプリ、インターネットなどでも受け付けをしている薬局もあります。

あらかじめFAXや写真等で処方箋の内容を送っておき、後で薬を取りに行ったときに処方箋を渡すという形です。

EPARK(イーパーク)というサイトでは、インターネット受付をしている薬局の検索とスマホやパソコンから処方箋の写真を送信できるので便利です。EPARKについてこちらの記事でまとめたのでご覧ください^^

[blogcard url="https://kumasan-kenkou.com/syohousen-net"]

 

家から近い薬局でかかりつけの薬局を作っておけば、病院などから処方箋の内容を先に送っておいて、薬を取りに行くときに帰宅ついでに取りに行けたりと便利です。

 

ただし、この場合処方箋(FAXなどのコピーではダメで、必ず病院でもらった処方箋原本です!)を4日以内に薬局に渡さないと意味がないので注意です。処方箋自体を薬局に4日以内に出さないと、結局その処方箋はただの紙切れになってしまいます。

 

先に処方箋をだして、後から取りに行く

門前の薬局が混んでいて仕事や用事に間に合わないという場合もあるかと思いますが、処方箋だけ薬局に渡しておいて、薬をあとから取りに行くという手もあります。

先ほどと似たようなパターンですが、先に薬局に処方箋を出しておくという点で異なります。

 

先に薬局に処方箋を渡すので、処方箋の出し忘れなどで処方箋がただの紙切れになってしまうのを防げます。

ただ、後から取りに行くのを完全に忘れてしまう場合や取りに行ったはいいけど薬局が閉まっていたということもあるのでご注意を。

 

実際、結構取りに来るのを忘れてしまう方もいらっしゃいます。笑

そういったときは薬局からお電話させていただいたりするのですが、繋がらないこともしばしば…;;

ということで忘れずに取りに行ってあげてくださいね^^

 

 

まとめ

処方箋の期限は処方された日を含めて4日以内です!!

期限切れになると、処方箋はただの紙切れとなり再発行は基本的に全額負担です。

 

処方箋をもらったらなるべくすぐ貰いに行く、もしくは薬局のサービスを上手に利用しましょう。