【薬剤師が解説!】水虫治療薬(抗真菌薬)の塗り方のコツ・1回に塗る量・塗る期間は?

2016年6月16日

水虫はカビの一種である白癬菌(はくせんきん)によって起こる病気です。白癬菌はケラチンを栄養源とするので、ケラチンの多い皮膚の角質層や毛、爪などで増殖します。

水虫といえば足のイメージが強いですが、白癬菌は頭部や爪などにも感染します。しかし白癬のうち6割程度が足白癬であり、水虫は足に多いです。

足白癬は抗真菌薬という種類の塗り薬が処方されることが多いですが、塗り方にコツがあるのでチェックしていきましょう^^

 

抗真菌薬の塗り方のコツ!

処方される抗真菌薬は軟膏やクリームが多いかと思います。

塗り薬は足の裏全体と、足の指の間、指の上側、足のふち、かかとの上方のあたりまで、症状のない部分も含めて広く塗りましょう!下の図のピンク部分すべて塗ります。足の甲以外は全部塗るくらいで塗ってあげましょう。

 

感染が片足だけでも、裸足で踏んだ床はもう片方の足でも踏んでいるので、両足に感染があると考えます。そのため必ず両足とも上記図のピンク部分全体にムラなく薬を塗りましょう。

白癬菌は、かゆみなどの症状がない部分にも感染していることが多いため、症状のない部分もしっかり塗ります

 

また、感染を拡げにくくするため、症状のない部分から塗りはじめ、症状のある部分に向かって塗るようにしましょう。

 

 

塗るタイミングは?

薬を塗るタイミングとしては、お風呂上りがオススメです。

なぜお風呂上りが良いかというと、風呂上がりだと皮膚がふやけているため薬が浸透しやすいのです。お風呂で足を清潔にした後、足の指の間もしっかり水気をタオルでとってから塗りましょう!

 

 

塗る量はどれくらい?

1回に塗る量として、軟膏やクリームは人差し指の第1関節分が片足分として、これを目安に塗りましょう。

 

FTU(フィンガー・チップ・ユニット)

FTUとは、塗り薬を塗るときの目安となる量を表します。

成人の人差し指第1関節分の量の塗り薬=1 FTU であり、成人の手のひら2つ分、足なら片足分の面積に、塗り薬を塗布する量となります。

ちなみに、1FTU ≒ 0.5gです。20gのチューブなら、両足で1日約1gなので大体20日くらいはもつ計算になります。

 

 

塗る期間はどれくらい?

塗りはじめて1,2週間ほどすると症状は治まってくることが多いですが、塗るのをやめてしまうと角質層に潜んでいた白癬菌によって、ぶり返してしまうことが多いので注意しましょう。

 

かゆみなどの症状がなくなって皮膚がきれいになっても、さらに最低1ヶ月は塗り続ける必要があります。夏なら皮膚がきれいになってから2ヶ月、冬なら1ヶ月程度は塗り続けるとよいです。

 

再発しないためにも根気よく治療を続けましょう!

 

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