【防災】阪神淡路大震災の火災の約6割を占めた『通電火災』とは?
通電火災とは、家具などが倒れたところに停電が復旧して電源が再度ついて出火してしまう火災のことです。
地震が発生したときに、ブレーカーを落とす余裕が果たしてあるでしょうか?
南海トラフ地震もいつ起こるか分からない状況です。
阪神淡路大震災での火災のうち、通電火災は火災全体の約6割を占めたそうです。
ブレーカーを落とさないとどうなるのか
通電火災がどんなものか、神戸市消防局がYOUTUBEに動画を載せていたので、お借りしてきました。
下の動画クリックで見れます。
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地震の揺れなどでいったん電源が落ちているので、そのまま避難してしまうと、停電が復旧して電源が再度ついてしまい、出火してしまうのです。 阪神淡路大震災の時の主な火元は、電気ストーブや白熱スタンド、オーブントースターなどだったようです。
また、家具が倒れたりしたときに傷ついた電気コードが、停電復旧で通電したときにショートして発火!ということもあるようです。
電気が復旧して一安心したところで、通電火災はやってくるのです。
感震ブレーカーとは
さきほどの動画をご覧になられた方は、感震ブレーカーという単語をご覧になられたかと思います。
感震ブレーカーとはその名の通り、地震を感知すると自動的にブレーカーのスイッチが切れるものを言います。 地震が起きたら自動でブレーカーを切り、通電火災を防ぐことができます。
ブレーカー自体を感震ブレーカーに変えると、電気工事も含めて数万円ほどかかるそうです。
簡易感震ブレーカーであれば3000円で同じ役割を果たしてくれます。
こちらが簡易感震ブレーカーです→家族を震災から守る防災グッズ!【スイッチ断ボール】
こちらは設置も簡単で、ほぼ全てのブレーカーに対応しています。
また、ブレーカーが落ちるタイミングを震度に合わせて設定することも可能です。
簡易感震ブレーカーで二次災害を防ぐ
一度火災が起きてしまうと、木造住宅が集合してる場所などでは一気に燃え広がってしまいます。 そうした二次災害を防ぐためにも、簡易感震ブレーカーを設置することが大切です。
半壊・全壊した家屋から避難して、電気が復旧したときに通電火災が起こるのです。 被災する前に、通電火災を起こす前に、備えて準備しましょう。
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